革修理｜東大阪の革修理なら革研究所 東大阪店

ソファー修理、ソファー染め直しの革研究所東大阪店、生野（ショウノ）でございますm(__)m

コーナーソファーのスレ、キズの補修、ひび割れの補修、染め直し（リカラー）のご依頼を頂きましたので、ご紹介させて頂きます～！！

 

お盆休みも終わりましたね～(^^)　今年はすごく暑い夏休みになりましたね～(>_<)　私も家族で旅行に行ったのですが…ペットボトルを何本買ったかわからないくらい買いました( ;∀;)　お盆明けもまだまだ暑い日が続きますが…頑張って修理したいと思います～！！お盆があけたら一瞬で年末になってしまいそうです…今年もまだまだ頑張るぞ～！！ｗｗｗ

 

さて、今回のご依頼ですが、コーナーソファーの補修のご依頼になります。当店の近くのお客様で、お問合せを頂いた際にたまたま手が空いていたこともあり、すぐに見に行かせていただきました(^^)　かなり前に購入したため、革かどうかも分からないので修理できるのかどうかわからないんだけど…修理したいとの事…私もお電話だけでは判断できそうになかったので…今から伺います！！とお話をさせて頂きました～！！　外出していたりする時もございますので、すぐに行くことが出来ない事もあるのですが…できるだけ迅速に対応したいと思います～！！

 

お客様ご自宅にお邪魔させて頂き、ソファーを拝見しましたところ、合成皮革などではなく、立派な本革のソファーですよ～と判断させて頂きました。お色が剥がれてしまっている部分やさわった感じなどから、間違いなく本革です(^^)

 

本革のソファーですので、キズやスレ、ひび割れなどを補修して染め直しすることで綺麗に修復することが出来ますよ～とお話をさせて頂きました。またその時に施工方法などもお話させて頂きましたし、また気になる点などもいろいろとお話をさせて頂きました。またその時に価格のご相談もさせて頂きました。　

 

すこしお考えになりたいという事でしたので、その場は一旦失礼させて頂いたのですが、数日後にご依頼を頂けることになりました～(^^)ありがとうございます～m(__)m　すぐに来てくれて、しっかりと説明して頂けたので、安心してご依頼できそうだとご連絡を頂きましたm(__)m　とてもうれしいお言葉です！！　すぐに伺わせて頂いて良かったです～！　頑張って修理したいと思います～！！

 

ソファーの修理のご依頼を頂いた場合はまずは日程の打ち合わせをさせて頂きます。バッグや財布などでしたら、持ってきて頂いたり、送って頂いたりと簡単なのですが、ソファーの場合はそういうわけにはいきません。また、持ち込みして頂いてもいいのですが…当店もそこまで広くないので…いきなり持ってきて頂いても困ってしまいます(*_*)　ですので、日程をしっかりと打ち合わせをさせて頂きます。　今回のお客様のソファーは２階のリビングにございましたので、引き取りも含めてご依頼を頂いております。

 

ソファーの引取、納品も当店にお任せくださいm(__)m　当店の協力会社である引越しやさんと一緒に伺わせて頂きます。私は革の修理のプロではありますが…ソファーを運ぶのはプロではありません…(^-^;　ですのでやはり運搬はプロに任せるのが一番です(^^)　しかも、一般的な業者さんに比べるとかなり格安で運んでくれますので…安心してお任せください～！！

 

丁寧に梱包して工房まで運んできました～！！　まずはBEFORE画像をご覧頂きたいと思います～！！

いかがでしょうか～？

とても立派なコーナーソファーですよね～(^^)すごくリラックスできそうです(^^)

ですが、一番座るとおっしゃっていました向かって右側の座面の部分はかなりひび割れやお色の剥がれが目立ってしまっています。また向かって左のひじ掛けの部分もかなりお色の剥がれが見られました。ですが、ひどい破れはございませんでしたので、まだまだ補修可能です！！頑張ってキレイに修復させて頂きたいと思います！！

また、全体的に色あせもみられました。かなり前に購入したとの事でしたので、やはり塗料の褪色はどうしようもありませんね(^-^;裏側などの色あせの少ない部分のお色に合わせて染め直しをさせて頂きますので、お色もかなり綺麗にすることが出来るかと思います！！　まだまだ長くお使いいただけるように修理させていただきたいと思います～！！

 

それでは施工の方法をご紹介させて頂きたいと思います～m(__)m

 

まずはソファー全体をクリーニングしていきます。塗膜がしっかりとしている部分には直接レザークリーナーを塗布していきます。少しだけ塗布してみてお色が剥げないかどうか確認してからクリーニングしていきます。たまに塗膜の劣化が激しいソファーの場合、レザークリーナーを塗布するだけで色が剥がれてしまう時もあるんですよ～( ;∀;)　ですので、クリーニングといっても注意が必要です(^^)　今回のソファーはお色が剥がれることはありませんでしたので、クリーナーを塗布して軽くブラッシングをして汚れを取り除いていきました。あまりメンテナンスはしていなかったという事でしたので、長年積もってしまった埃などの汚れを浮かせていきました。ブラッシングをすることで革のシボに入り込んだ汚れをかき出して、汚れをふき取っていきました！！　これだけでかなり汚れが落ちましたよ～！！

 

塗膜が剥がれてしまって、クリーナーが塗布出来ない部分はウエスで軽く拭きとっていきました。これでクリーニング完了です。クリーニングが完了したら次は脱脂をしていきます。クリーニングである程度の油分は除去できるのですがやはり完全ではありません。油分が残っているとどうしても塗料のノリが悪くなってしまって塗料の剥がれが起こる可能性があります。ですので、ここでしっかりと油分を取り除く事が必要になります。アルコール系の溶剤を使って油分を除去します。これはとても注意が必要ですばやく作業しないと今ある塗料を溶かしてしまいますので、気を付けて作業をしました。さわった感じでもわかるくらいキレイに油分がとれました！！

 

次はキズやひび割れの補修をしていきます。ひび割れのひどい部分から補修をかけていきます。ひじ掛けの部分や座面のひび割れのひどい部分を補修します。軽度のキズでしたらスレキズの補修材でいいのですが、今回のように深いキズの場合は少ししっかり目にキズを埋めてくれる補修材を使います。こちらの材質はポリウレタン系の溶剤で弾力があり、柔軟なものですのでキズを埋めても跡から割れたり、剥がれたりしにくいものになります。パテ埋めなどをする業者さんもあるのですが、パテはどうしても柔軟性が少なく、劣化もしますので長持ちしにくいので、ポリウレタン系の補修材が一番適しているかと思います(*^-^*)

 

ポリウレタン系の溶剤をキズはひび割れに充填していきます。一回ではキレイに埋まらないので、何度も充填していきます。また間で研磨もしてできるだけ自然にキズを埋めていきました。特にひじ掛けの部分は念入りにキズを埋めさせていただきました(*^-^*)　完全にキズは消すことは出来ないのですが、手触りもよく、ざらつきも無くなってとてもいい感じにキズを補修することが出来ました！！

 

深いキズの補修が終わったので、次は軽度のキズを修復していきます。軽度のキズはいつもの補修材で対応していきます。スレキズの補修材を細かい傷のある部分に塗布していきます。補修材を塗布して乾燥させ、研磨をしていきました。軽度のキズのある部分もキレイにキズが埋まり、手触りもよくなりました～！！　ソファー全体をさわってもほとんどざらつきも無くなり、なだらかな手ざわりになりましたよ～！！

 

キズなどの補修が終わったので、次はいよいよ着色の工程に入ります。今回のお色はブルー系のお色なんですが、明るいブルーではなく、少しくすんだ感じの落ち着いたブルーになります。こちらのお色なんですが…皆さんならどんなお色を混ぜたらできるとおもいますか～？？　青に黒を混ぜたらできると思いますか？　青に黒を混ぜたらトーンは落ちますが…ネイビー系になってしまうんですよ～(^-^;さらに白を混ぜたら、少し薄くなって落ち着いたブルーにはなるんですが…やはりそれだけではお色を再現することは出来ません。さらに赤や黄の配合が必要になります。一見赤や黄は感じられないんですが…たいていこの４色は使われています。これは経験を積み重ねることで、どんなお色が入っているかわかるようになります～！！私もこの仕事を始めたときは苦労しましたが…何度も調色をすることで、すぐにお色の再現ができるようになりました～！！　今回のソファーのお色もとてもいい感じに調色することが出きたと思います(*^-^*)

 

良い感じのお色が出来ましたので、スプレーを使ってソファーに塗料を塗布していきます。さらにキズを埋める塗料も加えましたので、着色しながらさらにキズもある程度埋めてくれます。座面などは少し厚めに塗っていきます。すぐに剥がれたりしないようにしっかりとお色を入れていきました！！　色あせしていない部分のお色に調色しましたので、ソファー全体が少し明るくなったように感じます。やはり多少色あせしていましたし、汚れで黒ずみなどもあったのでしょうね～(^-^;　すごくキレイなお色になりました～(*^-^*)

 

キレイにお色が入ったのですが、これで仕上がりではありません。この状態ではお色が止まっていないんです。このまま座ったら服にお色がついてしまうんですよ～。ですので、次の仕上げの染めの工程で色移りしないようにしていく必要があります。　

 

仕上げの塗料を調合していきます。仕上げに使う塗料を調色していきます。仕上げの染めの工程でもさらにお色を入れていきますので、調色が必要です。先ほどの要領でもう一度お色を作っていきます。ソファーの色あせの少ない部分に合わせて調色します。見えない部分に少し塗料を吹き付けさせいただきました。吹き付けてもどこに吹いたかわからないくらいに調色をしましたので、バッチリだと思います(^^)　調色した塗料に色止め材を加えていき、さらにツヤ感を調節していきます。あまりツヤが無さすぎるといけませんので、半艶くらいでいい感じにツヤが出るように調合しました(^^)　テカテカになってもいけませんので、半艶くらいが高級感があっていいですね～(^^)

 

調合した塗料をソファーに塗布していきます(^^)　スプレーを使ってまんべんなく塗布していきます。ここでも座面はしっかり目に塗布しました。そして、全体が均一なお色になって、ツヤ感も均一になったらこれで染め直しの作業完了になります～(^^)

 

最後に白いウエスでソファーを拭いてみました。まったくお色がつかないので、お色も止まっていますね～！！完璧です(*^-^*)

 

それでは仕上がったソファーをご覧頂きたいと思います～！！

いかがでしょうか～？

ひじ掛けの部分などのお色がハゲてしまっていた部分も補修され、お色が入ってとてもキレイになったと思いませんか～？？

座面のひび割れてしまっていた部分にもお色が入ってかなり目立たなくなりましたよね～(^^)

ソファー全体のお色がすごくキレイになりました！！

色あせたソファーがすごくキレイになりましたよ～(*^-^*)

これでまた長くお使いいただけるのではないかと思います！！

 

納品に伺わせて頂きましたところ…とても喜んでいただく事が出来ました～(*^-^*)　喜んでいただけて私もうれしく思います～(*^-^*)

 

革研究所東大阪店にご依頼を頂きましてありがとうございました～！！

 

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