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革修理ブログ
2024/07/12
ソファー修理 ソファー塗り直し 3人掛けソファーのリペア
ソファー修理、ソファー塗り直しの革研究所東大阪店、生野(ショウノ)でございますm(__)m
今日は3人掛けのソファーの修理、お色の塗り直しのご依頼を頂きましたので、ご紹介させて頂きます(*^-^*)
今週も金曜日になりました~(*^-^*)今週もとても早いですね~(^-^; バタバタしていると毎日がとても早いです(^-^;今週も今日と明日…頑張って営業させていただきます~!!
さて、今回のご依頼ですが3人掛けソファーになります。お色はマスタード系のお色のソファーになります。こちらのソファーに使われているのはおそらく牛革なんですが、比較的柔らかくて、薄めの革が使われております。耐久性という面ではすこし落ちるかと思うのですが、その分とても肌触りがよく、座り心地のよいソファーになります(*^-^*) ソファーに使われている革は基本的には厚めで丈夫なものが多いのですが、今回のご依頼のような柔らかいソファーもとてもいい感じですね~(*^-^*)座るととてもリラックスできそうです(^^)
こちらのソファーなんですが、座面の部分の塗膜が少しづつ剥がれてきたような感じになってしまってもともとの革の色が出てきてしまっているので、キレイにしてほしいというご相談をいただきました(*^-^*)ご相談を頂きまして画像を送っていただいたのですが、一度現物を確認するために事前にお客様のところへお見積りに伺わせて頂きました(*^-^*)
革研究所東大阪店では近隣のお客様でしたら無料で出張見積りに伺わせて頂いております。画像にて概算でお見積りを出させて頂いて、お値段がご予算内という事でしたら、一度実物確認に伺わせて頂きます。実物確認の際には施工方法、引き取り、納品の搬入のルートの確認、お値段の交渉などさせて頂きます。多少はお値段の交渉をして頂いても大丈夫ですよ~!!できるだけ対応をさせて頂きたいと思います~!!なんでもお気軽にお問合せくださいませ~m(__)m
今回のソファーなのですが、少し柔らかい革で、油分が多少多めに含まれている革が使われていたみたいで、塗料と革がしっかりと密着されていないような感じでした。革に含まれている油分が悪さをしてしまい、塗膜が剥がれてきてしまったような感じでした。密着していない塗膜は剥がしてしまってから、脱脂をして余分な油分を除去してから、もう一度染め直しをすることでまたキレイな状態にすることができるかと思いました。そのあたりをお客様にお伝えさせて頂きまして、ご依頼を頂けることになりました~(^^) ご依頼を頂きましてありがとうございますm(__)m
それでは施工前のソファーの画像をご覧くださいm(__)m
いかがでしょうか~?
座面の部分はかなりお色がハゲてしまっていますよね~(^-^;
これではかなりいたんでしまった印象のソファーになってしまいましたよね(^-^;
お色が明るいこともあり、全体的な汚れもすこし気になりますね(>_<)このような汚れも染め直しをすることでとてもキレイになりますよ(*^-^*)
お気に入りのご自宅や事務所などのソファーがこのように傷んでしまっていませんか~??あきらめないでくださいね~(*^-^*)
革が破れる前にご相談をしていただけると張替えをせずに、補修することでまだまだキレイにすることが出来るんですよ~!!
ソファーの傷み、キズ、色あせなどが気になる方は革研究所東大阪店までお気軽にお問合せくださいね~!!
それでは施工方法をご紹介させて頂きますね~(*^-^*)どのような作業でソファーがよみがえるのか気になる方もいらっしゃるかと思いますので、ご説明をさせて頂きますね~!!
ソファーの施工でも、バッグやお財布の施工でもまずはクリーニングをすることからスタートになります。革製品のクリーニングというのは基本的には革の表面についている汚れをキレイに除去する作業になります。ソファーについている汚れは人の手あかなどを中心とする油分が一つと、部屋に舞っている埃などが油分と結合して堆積してしまった汚れになります。これ以外にも例えば調味料や飲み物などをこぼしてしまったりしてついてしまった汚れなどになります。基本的な汚れはレザークリーナーを使って取り除いていきます。
レザークリーナーをソファーに直接塗布していき、柔らかい馬毛ブラシを使って汚れを浮かせていきます。革のシボ(エンボス)に入り込んだ汚れもこのブラシで掻き出していきます。やさしくブラッシングをするだけですぐに汚れが浮いてきました。汚れが浮いたらウエスで拭きとっていきます。このブラッシングもあまり強くしすぎると革を傷めてしまいますので注意しながら作業を進めていきます。かなり汚れが落ちましたよ~!!
ご自身でクリーニングをされる方はクリーナーなどによってはお色を剥がしてしまう事になる可能性もありますので、注意してくださいね~!!
表面の汚れがキレイに落ちたら、次は脱脂をしていきます。この脱脂という作業は今回のソファーの修理に関してはとても重要な作業になります。少し油分の多く含まれている革ですので、脱脂作業をキッチリとしないと塗料が密着せず、またお色が剥がれてしまう原因になってしまいます。ですので、できるだけ丁寧に革の余分な油分を除去していきました。脱脂の作業はアルコール系の溶剤を使います。これはうまく使わないとお色を剥がしてしまうような強い溶剤ですので、より注意が必要になります。うまく作業をすることができましたよ!!
ここまでの作業で汚れが落ちて、余分な油分が除去され、染め直しするための下地が出来上がりました!!
次はお色が剥がれてしまった部分や細かい傷を修復していきます。塗膜が剥がれてしまった部分はどうしても跡が残ってしまいますので、できるだけ跡が目立たないように補修をしていきます。この補修の作業は職人の腕が試される作業になります。革研究所東大阪店ではキズを補修する溶剤をいくつか持っています。キズに応じていろいろな溶剤を使い分けます。この使い分け、見極めが重要になります。革研究所東大阪店ではキズなどの修理実績が多数ございますので、経験から補修の溶剤を選定し、補修をしていきます(*^-^*)
選定した溶剤をキズや塗料が剥がれてしまった部分に塗布していきます。刷毛などを使って溶剤を塗っていきます。塗料を塗ることでキズを少しづつ埋めていきます。パテ埋めのように一気にしっかりと埋めてしまうと逆にキズを目立たせてしまう事になる可能性もありますし、パテが劣化してしまうと後から剥がれてしまう事になるので、少しづつ埋めていき、また埋めすぎないようにしていきます。少しキズを埋めてから、研磨をかけていきます(^^)研磨をかけることでキズがなだらかになり、手触りも滑らかになっていきます。仕上がったソファーの手触りがザラザラしていたらイヤですよね~(^-^;ですので、できるだけ丁寧に研磨をしていきました。全体的に研磨をして引っ掛かりがないように作業をしました~!!
キズの跡は完全には消えませんが、この方法が一番長持ちしますし、キズが目立たなくなりますm(__)m これでキズの修復が終わりましたよ~!!
キズの修復が終わったら、次は着色の作業に入ります。まずは1回目の着色の作業に使う塗料を調合していきます。1回目の着色では、しっかりとお色を入れていくことと革と塗料を密着させて塗膜の表皮を作るという作業になります。もともとのソファーのお色に近い塗料を調色していきます。マスタード系のお色は黄色をベースになんですが、黄の塗料に赤、黒、白を加えてお色を作っていきます。少しづつ塗料をくわえて、バランスを整えていきます(^^)少しお色を加えるだけでガラッとお色が変わってしまうので、少しづつ調整していきました。ソファーの裏側などの色あせしていない部分のお色を作ることができましたよ~!!
調色した塗料をスプレーを使ってソファーに塗布していきます。1回目の染めに使う塗料にすこしキズを埋める成分を加えました。これで染めながら少しキズの補修もしてくれます。調合した塗料をスプレーを使ってソファーに塗布していきます。明るい目のお色はすぐには発色しにくいので薄く何度も塗料を塗布しないといけません。何度も塗布することでムラになることがありますので、少し注意しながら作業をしていきます。塗布してからドライヤーを使って乾燥させながら状態を確認します。こういう感じの作業を何度も繰り返してしっかりと発色するまで繰り返していきました。とてもお色がハゲてしまった部分にも塗膜がのり、しっかりとお色が入りました(^^) お色が剥がれてしまった跡もかなりマシになりましたよ~。しっかりと乾燥させたら、表面を手でさわってみてなだらかな表面になっているかもう一度確認しました。ここでまだ引っ掛かりがあるようでしたらまた研磨をしていきます。今回はキレイな表面になっていました~!!
良い感じに1回目の染めの工程が終わりましたので、ここでもう一度乾燥させていきます。乾燥が中途半端だた仕上げの染めの工程に入れないので、今回は一晩乾燥させました(^^)これで完璧です(*^-^*)
乾燥したのを確認したら、仕上げの染めの工程に入ります。仕上げに使う塗料を調色していきます。1回目の染めの塗料とはまた違う塗料ですので、もう一度お色を合わせないといけません。ソファーの色あせしていない部分に合わせてお色を作っていきましたよ~!!いい感じにお色が作れたら、色止め材を添加します。色止め材を加えることで、衣服にお色が移ったりすることがなくなります。色止めは必ず必要な工程になります(^^) そしてさらにここで仕上がりのツヤ感を調整していきます。今回のソファーは比較的ツヤ感のあるソファーでしたので、その雰囲気になるように半艶の中でも少しツヤを強めに調整させて頂きました~!!
調合した塗料をもう一度スプレーを使ってソファーに塗布していきます。全体にまんべんなく塗布していきます。座面などは少し厚めに塗布させて頂きました。少しでも長持ちするようにしたいと思います!! すこしづつ丁寧に作業を進めていき、お色がキレイに発色してツヤ感も均一になったらこれで着色、染め直しの作業完了です~!!
それではAFTER画像をご覧いただきたいと思います~!!
いかがでしょうか~?
お色が剥がれてしまっていた座面にもしっかりとお色が入りましたし、キズもあまり目立たないようになりました~(*^-^*)
手触りもサラサラでとてもいい感じです!!
塗料もしっかりと定着しているので、また剥がれるようなことはないのではないかと思います~!!
全体的に汚れや黒ずみもありましたが、それもほとんど分からなくなったと思います(*^-^*)すごくキレイなソファーに生まれ変わりましたと思います~!!
ご自宅のソファーが傷んでしまってキレイにしたいとお考えの方は一度革研究所東大阪店にご相談してくださいね~(*^-^*)ご自宅のソファーの傷み具合に応じて適切な方法をご提案をさせて頂きます~!! コスト的な面もぜひご相談してくださいね~!! できるだけご予算に合った方法をご提案させて頂きたいと思います(*^-^*)
革が破れてしまう前にご相談してくださいm(__)m 革が破れてしまったらどうしても張替えになってしまいますので、コストがかなり上がります(^-^; 革の材料費がすごく高いんですよ(^-^; ですので、ソファーの傷みが気になったら早めのご相談をお待ちしています~!!
長々とご覧いただきましてありがとうございました~m(__)m
革研究所東大阪店はソファーの修理できます!! ご自宅の革ソファーの汚れ、黒ずみ、劣化などでお困りの方も革研究所東大阪店まで気軽にお問い合わせください~!!
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