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革修理ブログ
2024/03/15
バッグ修理 CHANELシャネル キャビアスキン 赤 チェーンバッグ 染め直し
ソファー修理、バッグ修理の革研究所東大阪店、生野(ショウノ)でございますm(__)m
CHANELシャネルのチェーンバッグ、赤のキャビアスキンのバッグの黒ずみの補修、全体の染め直しのご依頼を頂きましたので、ご紹介をさせて頂きます(*^-^*)
今週ももう金曜日ですね~(^-^; 今週もとても早かったです~(^-^; 今日もとてもよい天気です!!気合入れて修理したいと思います!! 今日もたくさんのご相談、ご依頼をお待ちしておりますm(__)m
さて、今日ご紹介させて頂くのは…またまたCHANELシャネルのバッグになります~!!今回はいつもご紹介しているラムスキンのマトラッセではなく、キャビアスキンという革が使われている赤のチェーンバッグになりますm(__)m まだまだキレイな状態ではあるのですが、角部分の黒ずみとフラップのフチの部分もスレてしまって黒ずんでしまっていました。このフチの部分はお客様自身で同じようなお色のマニキュアで塗ってしまったようです。ですが、マニキュアというのは少し硬い塗料でして、使っているうちにひび割れてきたり、ポロポロと剥がれてきて、逆に汚くなってしまったとの事でした。 塗料にもいろいろありまして、乾燥すると硬い塗料もありますし、柔軟性のある塗料もございます。それぞれ特性がありますので、素材や用途によって使い分けが必要になります。革のバッグに使う塗料はやはり柔軟性が必要になります。当店で染め直しに使用する塗料は革専用塗料になりますので、柔軟性、密着性もあり、お色もキレイに出ますので安心してご依頼くださいませm(__)m
まずは黒ずみをできるだけ除去していきます。クリーナーを吹き付けてウエスで拭きとります。これだけでかなり綺麗になりましたが…やはり完全に除去することは出来ませんでした。革自体に染み込んでしまった黒ずみや汚れはやはり染め直しをすることでしか、キレイにすることは出来ないですね~(^-^; ここでできるだけの汚れを落としました~! フラップの部分のマニキュアは溶剤を使ってすべて剥がしてしまいました。
クリーニングが終わったので、角部分やフラップのフチの部分のスレを補修します。比較的軽度のスレでしたが、少し毛羽立ちがありましたので、スレの補修材を使って毛羽立ちをおさえてしまって、乾燥させ研磨していきます。ざらつきなどがないように丁寧に研磨していきます。どうしてもキャビアスキンのシボ感を薄くはなりますが、ざらつきがなくなってお色が入ればとてもキレイになります。
スレの補修が終わったら、全体の細かいスレやキズを補修し、染めの下地を整えていきます。キレイに下地を作ることができたかと思います!!
下地ができたら1回目の染めの工程に入ります。赤は少し発色しにくいお色ですし、また調色がとても難しいお色になります。赤でもいろいろありまして、イタリアンレッドやボルドー系の赤、濃い目の赤など革研究所の自社開発の塗料でもいくつか種類がございます。これを少しづつ混ぜ合わせていって、もとのお色に近いお色を作っていきます。少し入れすぎるだけでガラッとお色が変わってしまうので、すごく微妙な調色をしていきました(^-^; 少し時間がかかってしまいましたがいい感じのお色ができたかと思います!!
調色した塗料をバッグに塗布していきます。赤は少し発色しにくいお色ですので、塗布して乾燥させながらお色が出るまで何度が塗料を塗布しました、あまり塗布しすぎるとベタ塗り感が出るので注意しながら染めさせていただきました!!
良い感じにお色が入りましたので、一度しっかりと乾燥させてキレイにお色が入っている事を確認させて頂きました!!
キレイにお色が入りましたので、仕上げの染めの工程に入ります。ここでもいろいろな赤の塗料を混ぜて調色しました。やはり赤の調色は難しいですね(^-^; 私もまだまだ修行が必要です( ;∀;) 少し時間をかけていい感じのお色を作ることができました!!
調色が終わった塗料をスプレーを使ってバッグに塗布していきます。下地がしっかりできていましたので、キレイに発色してくれましたよ~!! 全体が均一にお色が出ましたので、これで染め直しの作業完了です~!!
それではBEFORE→AFTER画像をご覧ください~!!
いかがでしょうか~?
角部分の黒ずみ、スレが補修され、お色が入ってとてもキレイになったかと思います!!
お色も少し濃くなったように見えて、バッグが引き締まったように思います!!
とてもキレイに仕上げられたかと思います~!!
フラップのフチの部分もキレイになりました!!
お客様にもとても喜んでいただく事ができました!!
ご依頼を頂きましてありがとうございました~m(__)m
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