バッグ修理　PRADAプラダ　ハンドバッグ　サフィアーノレザー　リカラー　お色の塗り直し

革修理ブログ

2023/09/21

バッグ修理　PRADAプラダ　ハンドバッグ　サフィアーノレザー　リカラー　お色の塗り直し

ソファー修理、バッグ修理の革研究所東大阪店、生野（ショウノ）でございますm(__)m

PRADAプラダのハンドバッグのシミ、変色の修理、染め直しのご依頼を頂きましたので、ご紹介させて頂きます～(*^-^*)

今日は少し曇り気味ですね～(*_*)　ジメジメして気持ち悪いです～(*_*)　湿度が高いのが苦手なんです(>_<)　何とか今日も頑張ります！！

さて、今回のご依頼ですがPRADAプラダの小さめのハンドバッグになりますm(__)m　お色は黒で材質はサフィアーノレザーというPRADAプラダのバッグや財布などによく使われる素材です。　このバッグの裏側にアルコールなどが付着してしまって白く変色してしまったので何とかしてほしいとご相談を頂きました。

サフィアーノレザーなんですが。革に特殊なコーティングがされているような革で少し施工が難しいです(^-^;　とても丈夫な材質なんですが、長く使っているとやはりどうしても汚れたりすることがあります。今回は白く変色してしまっていましたが、人気のあるものなので、今までかなりのご依頼をを頂きました。　施工に技術が必要な材質ですので、サフィアーノレザーの修理はぜひ革研究所東大阪店にお任せくださいね～m(__)m

また今回のご依頼のようなアルコールによる変色のご相談もまだまだ多いですね。コロナが落ち着いたとは言え、まだアルコール消毒はしますんで、アルコールによるトラブルはあまり減っていません(^-^;　アルコールなどが革製品についてしまったときは一瞬で拭き取れば問題ないことが多いですが、少しでも放置してしまうと塗膜が微妙に溶けてしまって変色する事があるんです。特にジェル状の消毒液には注意が必要ですので、気を付けてくださいね～。基本的には補色するなどしないと直らないので、ゴシゴシしたり、クリーナーなどを使って拭いたりするのも危険なので、すぐにご相談ください！！

さて、今回ご依頼バッグなのですが、裏側に変色がありました。ホントに一部分のみの変色の場合、部分補色でも対応可能なことが多いのですが、今回のバッグは何か所かに変色がみられましたので、全体のリカラーをご提案させて頂きました。部分補色すると、どうしても補色部分が違和感が出ることがあります。今回は黒なので違和感は少ないですが、黒以外のお色は調色しても１００％お色を合わせることが難しいので、どうしても違和感が出てしまいます。キレイに違和感なく仕上げるにはやはり全体を染め直しするのが良いかと思います(^^)

お客様も大切なバッグなのでできるだけキレイに仕上げて欲しいという事でしたので、全体をリカラーさせて頂きました～！！

まずはバッグの表面についた汚れを取っていきます。クリーナーを使ってクリーニングをしました。キレイにお使いでしたので汚れもほとんどありませんでした。

クリーニングが終わったらバッグ全体を研磨していきます。サフィアーノレザーのようなツルっとした材質は研磨が必要になります。研磨することで染め直しの塗料を密着させ、塗料が剥がれたりしないようになります。　白く変色した部分は特に念入りに研磨していきます。この研磨も経験が必要で、研磨しすぎると研磨した跡が残ることがあるので、微妙な調整が必要です。

全体をしっかりと研磨したら、細かいキズやスレなどを補修し、下地を整えます。

キレイに下地ができたので、次は染めの工程に入ります。今回は黒のバッグですので、黒の塗料を塗布していきます。白く変色した部分は少し念入りに塗料を塗布していきます。黒でツヤ感のあるものはムラになりやすいので少しづつ丁寧な作業が必要になります。　キレイに染まったので、一度しっかりと乾燥させます。　とても良い感じにできました～！！

１回目の染めがキレイに出来たら、仕上げの色止め、ツヤの調整、仕上げの着色の工程です。ここでもムラになりやすいので、少しづつ丁寧に施工していきます。黒は調色が必要ないんですが、ムラになりやすいので、すごく丁寧に作業することが重要なんです(*^-^*)

キレイに染まったらこれで作業完了です～！！

それではBEFORE→AFTER画像をご覧頂きたいと思います～！