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2023/03/20

カバン修理 ゴヤール べた付く持ち手 色移り コバの修理 塗り直し

カバン修理、ソファー修理の革研究所東大阪店、生野(ショウノ)でございますm(__)m

ゴヤールの持ち手のべた付き、色移りの修理のご依頼を頂きましたのでご紹介させて頂きます(*^-^*)

 

今週も始まりましたね~!! まだまだ花粉はピーク( ;∀;) 私は特に目がやばいですが…目薬を使いながら頑張って修理しています(*^-^*) 今週も頑張っていきましょ~!!

 

さて、今回のご依頼ですが、ゴヤールの持ち手の修理になります。ゴヤールのサンルイというトートバッグになります。本体は革ではないのですが、開口部のフチの部分と持ち手の部分の修理のお問い合わせは多く頂きますm(__)m

 

こちらの持ち手なのですが、一番多いのがコバ(革の裁断面)に塗ってある塗料(コバ材)がべたべたして溶けたようになってしまい、肩にかけたときに色移りしたりしてしまうトラブルが多いですm(__)m

 

これは原因ははっきりとはわからないのですが、ゴヤールが作られているフランスと、日本の気候の違いが一つの原因なのではないかと思います。日本は高温多湿ですので、加水分解という現象が発生しやすいのではないかと思います。 ですので、バッグもカビが生えてしまったり、バッグの内側がべた付いたりするトラブルはとても多いです(^-^;

 

この持ち手のべた付きもこの日本の気候の高温多湿が原因の一つなのではないかと思います。今からの時期になると多くのご依頼を頂きます。夏になるとかなりべたべたになってしまう事が多いようです(^-^;

 

ですが、このようなトラブルも革研究所東大阪店にお任せください~!! 革研究所のコバ材なら、このようなトラブルも解決できます!! 革研究所のコバ用塗料はお色を合わせることもできますので、違和感があまり出ることがなく、仕上げることができますよ~(^^)

 

今回のご依頼のゴヤールのバッグですが、お色はネイビーのに近いブルーのバッグになります。このようなブルーでもいろいろな色の塗料を調合し、できるだけ違和感のないお色を作って塗り直しをすることができます~!!

 

さて、施工のご紹介なのですが、まずはクリーニングです。クリーニングといってもかなりべたべたいなってしまっていますので、レザークリーナーでふき取るだけではきれいにすることはできません( ;∀;)

 

ですので、べたついたコバ材をアルコールなどの少し強めの溶剤を使ってべたべたを除去していきます。分厚い状態で残っている部分はスクレーパーのようなもので削り取ってしまいます。その後、アルコールで何度もふき取ってべたべたしたものを取り除きました(^^)

 

これがなかなか大変な作業でかなり時間がかかってしまいます(^-^; ですがしっかりと取り除かないと仕上がりに影響してしまうので、時間をかけて施工させて頂きました~m(__)m

 

べたべたしたものがキレイに取れたら、軽く研磨をして塗料を塗る面をキレイに仕上げて下処理が完了です!!

 

次はいよいよ調色に入ります。ネイビーブルーといってもただ単に青の塗料に黒を混ぜてトーンを落とすだけではないんです(^-^; 意外と黄色や赤などのお色も入っているんです(^-^; 調色は奥が深いですよ~(^-^; でもこれが面白くもあるんです(*^-^*)

 

ピタッと思い通りの色が出来上がった時はとても気持ちいいですね~!! 

 

元の持ち手のお色とほとんど同じお色が出来たので、コバ材と調合して塗布する塗料が出来上がりました。

 

コバは筆で塗ったり、つまようじを使って塗ったりと塗る場所によっていろいろなものを使って塗るのですが、ゴヤールのコバに関してはいつも綿棒を使って塗布します。ゴヤールは塗る範囲が大きいので綿棒が塗りやすいです(*^-^*)

 

綿棒を使ってコバ用塗料を丁寧に塗っていきます。これは塗るというよりコバ面に塗料を乗せていくイメージになります。気泡なども入りやすいので気を付けながら時間をかけて塗料を塗布していきました。

 

塗料を塗布したら、ドライヤーを使って乾燥させます。これも厚めに塗料を塗っているので少し時間がかかりますね(^-^;

 

しっかりと乾燥させたら、もう一度塗料を塗布していきます。この工程を3回繰り返せば、結構キレイなコバになります!!

 

コバが出来上がったら、最後に持ち手全体に色止めの施工をします。コバ以外の部分も色落ちがみられるのでしっかりと色止めをして使用の時に色落ちしないようにします。色止めをした後にポリマー加工をして施工完了です!!

 

それではBEFORE→AFTER画像をご覧ください~!!

いかがでしょうか~?

BEFORE画像をよく見てもらえたらべたべたになってしまっているのがわかりますよね~(^-^;

色落ちもするので、こうなってしまうとあまり使いたくなくなりますよね(^-^;

ですがこのべた付いたコバを一度剥がしてしまって、塗り直しをすれば色落ちすることもなくなりますし、べたべたもしなくなります!!

丁寧に色合わせもしましたので、ほとんど違和感なく仕上げられたと思います!!

ポリマー加工で仕上がりもサラサラになりました!!

ご依頼を頂きましてありがとうございました~!!

 

革研究所東大阪店はソファーの修理できます!! ご自宅の革ソファーの汚れ、黒ずみ、劣化などでお困りの方も革研究所東大阪店まで気軽にお問い合わせください~!!

 

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代表者 生野 佳孝
所在地 大阪府東大阪市六万寺町2丁目1-5
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対応エリア
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(東大阪市 八尾市 大阪市 生駒市 柏原市 藤井寺市 他)
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