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革修理ブログ
2020/10/22
オールドセリーヌ インク汚れのリペア2
こんにちは。革研究所東大阪店の生野(ショウノ)です。
今日は風の強い朝でした(^^; 暑がりの私は今がとても過ごしやすい感じです(^-^)今日も一日頑張りましょう!
さて、今日の施工のご紹介は昨日の続きになります。
オールドセリーヌのインク汚れのリペアです。昨日もお話ししましたが、こちらは部分補色で対応させて頂きました。周りの状態がとてもきれいでしたので出来るだけオリジナル部分は残しておきたいと思いました(^-^)
ですので…完璧な色合わせが必要です(^^; プレッシャーでしたが…何とかきれいに仕上がることができましたよ(^-^)
ベージュというかアイボリーというかといった淡い色の調色はとても難しいです。少し塗料を入れすぎるだけで一瞬で色が変わってしまいます。変わりすぎた色を修正するのにまた色を入れて…その繰り返しになってドツボにはまってしまうことがあります…(>_<) 今までに何度もドツボにはまり塗料を捨ててしまった事もありますね(>_<)
ですので、淡い色の調色はできるだけ慎重に少しづつ色を作っていきます。
白をベースに黄色、赤を使い、場合によっては青を使ったりもします(^^; トーンの調整で黒も使います。だいたいこの5色を使う事が多いですね~(^-^) 今回は青は使わずに4色で調色が完了しました!!
部分補色する前に軽く研磨して塗料のノリを良くして、さらに黒い汚れも少し削りとります。削りすぎると革を痛めるのでホントに表面を少しなでる感じですが、少し落ちました(*^▽^*)
少し研磨したスレを埋めながら補色をしました。さっと補色してみると…少しトーンが…明るい…(>_<) 色味はあっているのですが…すこし黒の塗料を使い調整しました。ほんの一滴もないくらいの量で調整…再び補色…今度は完璧に色が合いました~(*^^)v
汚れた部分の周りにもぼかすように補色し、最後に全体のツヤを調整して完成です(*^^)v
黒いインクのような汚れがほとんどわからなくなりましたよ(*^▽^*) なんとか綺麗に仕上げることが出来ました~(*^^)v
それではBEFORE→AFTER画像をご覧頂きたいと思います(^-^)
いかがでしょうか~?
フチ部分についてしまった黒い線状の汚れ…気になりますよね(^^;
部分補色をすることでほとんどわからなくなりました!!
お客様にもとても喜んで頂けたのでとても良かったです!!ご依頼ありがとうございました!!