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革修理ブログ
2020/09/10
Louis Vuitton(ルイヴィトン)モノグラム ヴェルニ ジッピーウォレット2
こんにちは。革研究所東大阪店の生野(ショウノ)です。
今日も少し天気が悪いですね(T_T)テンション上がりませんが…一日頑張っていきましょう!!
今日の施工のご紹介ですが、昨日の続きになります。Louis Vuitton(ルイヴィトン)モノグラム パテントレザーの財布の染め直しです。パテントレザーはモノグラムに型押しされたレザーにエナメルのコーティングがされた素材ですね。エナメルは昨日も説明しましたが人気はありますが、トラブルの多い素材ではあります(T_T)
特に黒ずみやインク移りのトラブルがとても多いです(T_T) また汚れやインク移りをしてしまってそれを自分で何とかしようとしてエナメルが剥がれてしまったりしたトラブルもよくあります(>_<)
エナメル素材のトラブルは正直言って染め直しするしか方法はないように思います(>_<) 私も何とかならないかと思っていろいろと試しましたが…汚れが取れることはありませんでした…。 今回のお客様の財布にも手あかや長年の使用による黒ずみの汚れ、一部インク移りもありました。
まず初めにクリーニングをしましたが…やはり汚れはほぼとれませんでした…(*_*; その後に内側の色味に合わせて調色してまずは染め直しをしました。ここでインク移りや汚れを完全に消してしまいます。薄い色味でしたのでなかなか黒ずみを消すのに時間がかかりましたが何とか消えました。
その後にエナメルのコーティングに入ります(^-^)この財布はパール加工はされていなかったので透明なままでコーティングをします。濃い色味のパテントレザーはパール加工がされていることが多いです。その場合はゴールドかシルバーのパールをエナメルに混ぜてコーティングしていきます。しっかりと染め直しした塗料などを乾燥させてほこりなどに気を付けながらエナメルを塗布していきます。できるだけ丁寧に仕上げていくのですが…どうしてもほこりが付着してしまうことがあります(T_T) ですが今回の財布はとてもきれいに仕上がることが出来ましたよ!!
それではBEFORE→AFTER画像をご覧ください!!
いかがでしょうか~(T_T)
黒ずみやインク移りがかなりありましたが、きれいな薄いピンクの財布によみがえりました!!
また長くお使い頂けると思います!!ご依頼頂きましてありがとうございました(^-^)